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地域の皆様と安心して暮らせる地域作りを目指して

新町病院の再構築にむけて

 昭和37年に設立された新町病院は、今年で46年目をむかえました。

 設立当時より現在に至るまで、地域の皆様はじめ関係各位のお力添えに衷心より厚く御礼申し上げます。

 かねてより、最重要課題として取り組んでまいりました医師確保でありますが、当院のような中山間地の病院にとりましては、現状を維持するのが精一杯で、増員することは非常に厳しい状況になっております。 

 地域医療の崩壊から、この地域で、この地域の皆様のお役に立てる医療の提供を実現できるよう、再構築にむけ、全職員が力をあわせて取り組んでいかなければならない時期になっているところであります。

このたび、病院祭を開催いたします。

当院の現状を 地域の皆様にご理解いただく機会になればと存じます。

 

 

 新町病院の現在の状況をお話しますと、 

 現在の新町病院の病床数は140床であり、一般病棟100床、療養病床40床(医療療養型20床、介護療養型20床)です。訪問看護ステーションとデイケアを併設し、西山犀峡地区で唯一の病院として保健、医療、福祉事業を担っています。勤務医は7名、非常勤医師を合わせた常勤換算数は12.3名です。  

 当院の経営状況は、平成17年より下降線をたどっています。原因は一過性のものでなく構造的なもので次の三点であると考えています。一点は少子高齢化をともなう地域の著しい人口減少、二点目は新医師臨床研修制度後の医師不足、三点目は医療制度改正に伴う診療報酬の引き下げです。  

 外来患者数は平成11年をピークに減少を続け平成19年迄に31千人の減少です。入院患者数は年間46千人前後で推移していますが社会的入院患者も多く、診療報酬引き下げの影響を受け入院収入が大きく減少しました。  

 このような状況下で病院のダウンサイジングを考え、第三者機関に当院の経営調査診断業務を依頼しました。その結果一般病床の削減だけでは経営改善が困難で、削減する病床を他の形態に転換する必要性を指摘されました。

 現在のところ一般病床を60床に残りの40床を回復期リハ病棟に転換を考えています。療養病床は老健施設に転換を考えています。 

  回復期リハ病棟設立のため、平成20年度にはリハビリ職員の大幅増員を計りました。21年度にも更に必要な増員を考えています。回復期リハ病棟の運営には近隣の急性期の病院との連携を強化し、それぞれの医療機能の役割分担を明確にした相互協力体制の構築が不可欠です。  現在平成224月を目標に新たな回復期リハ病棟をつくり、リハ施設の拡充を予定しています。 

  今後の新町病院は内科主体の診療体制の病院となります。訪問診療訪問看護をさらに充実していくつもりです。

 地域の人のための医療・保健・福祉が新町病院設立時の基本理念であることを忘れることなく今後も努力していくつもりです。

  今後も御支援御協力を賜りますようお願い申し上げます。 

 

  院長  小瀬川和雄

2008年10月23日 13:15 : 新町病院


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