芸術家の理想郷
「美術館のある町」を誇りとするこの町では、町の人々の美・芸術への理解と愛着が深く、 昔から多くの芸術家が当地を訪れては、土地の人々の温かな人情に触れながら、安らぎのひとときを過ごして行きました。 彼らが愛した自然や、素朴な山村風景は今も豊かに残っており、現在でも芸術家の理想郷として親しまれています。 当地にアトリエを構えたり、定住するアーティストも少なくありません。
信州新町美術館
戦後間もなくこの地を訪れた画家・栗原 信氏が「フランスではどんな田舎の村にも美術館がある。 日本もこの地から始めては…」と提唱して以来、町ぐるみで芸術への愛と理解を育んできた信州新町。 地域のシンボルとして1982年(昭和57年)開館したのが、ここ信州新町美術館です。 近代日本画壇を代表する画家らの名作をはじめ、彫刻、書、版画など2000点以上を収蔵、展示しています。
有島生馬記念館
昭和・大正期の日本洋画界をリードし、多大な功績を残した有島生馬も、この地を愛したひとりでした。 犀川のダム湖に「ろうかく湖」と命名したことでも知られています。信州新町美術館に併設の有島生馬記念館は、 氏の鎌倉の住居「松の屋敷」を各方面の協力により、この湖畔に移築したもの。氏の作品とともに芸術家達が交流を楽しんだ 往年のサロンの雰囲気を味わうことができます。
信州新町化石博物館
信州新町周辺からは、巻き貝や二枚貝、そしてなんとクジラの化石も発見されています。 幼い頃出会ったクジラの化石に魅せられた、故・西沢 勇氏(信州新町出身)のコレクションをもとに、 生命の歴史を紹介しているのが、信州新町化石博物館。 今から450万年前、日本海につながる海の底にいた信州新町の生き物たちに会ってみてはいかが?